osachi’s diary

MS 多発性硬化症が治る!? おJが受けるHSCTを隣で観察記録します。

マーケットへゴー Day-8


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今朝も朝の注射の巡回の為早起きして看護師さんが来るのを待ちます。

今日は日曜日、看護師さんも昨日に比べ比較的遅めにやって来ました。おJ、腕を差し出し、さあ今日も朝の1本お願いします。今朝のおJは嘔吐も収まり随分楽になったようです。

遅めの朝食をとり、さて今日は何をするか考えます。うーん、またメガ?おJはあまり興味がないみたい。ちぇ、じゃあ、何するべ。思案しますがあまり良いアイディアが浮かびません。じゃあ、今日も部屋でゆっくりするかな。なんて思っていたら何やら外から話し声がします。窓をみるとHSCTのグループ1の人たちです。おJ、3階の窓から話しかけます。「おーい、何やってんの〜?」「今、コーヒー飲んできたとこ、後20分くらいしたらマーケットに遊びに行くけど行く〜?」「行くいく、じゃ後でね〜」知らない間にマーケットに行くことになりました。わーい!急いで準備して下へおります。総勢7名。グループが違うので初めて会った人ばかりです。挨拶、挨拶。

誰かがウーバでタクシーを呼んでくれたそうです。手際が良いな。それでは2台に分かれてゴー!私たちはオーストラリアから来たサンディさんと弟のジョンさんと一緒の車です。二人ともとってもフレンドリー。サンディさんにキモセラピーの後と今打ってる注射の副作用や体調を聞いてみます。サンディさん達のグループ1は一番最初に治療を開始したグループなのでおJのグループ3より少しスケジュールが先を行っているので参考になります。サンディさん、今打っている注射で良くある副作用の骨の痛みが出たそう。でも夜だけで痛み止めの薬も市販の物で済むくらいの軽いものの様です。おJはキモの時と違って昨日からの注射での副作用はまだ出ていない様ですが、まだ1日だけなので、これから骨の痛みや頭痛などがあるかもしれません。ふむふむ。

などと話しているうちにマーケット到着です。私達のアパートがある近代的なエリアと違って古い町並みの続く素敵なエリアです。いい感じ!またまた興奮してきました。マーケットでサンディさん達と一時別れて私達も見て回ります。蚤の市ですね、ガラクタっぽいものやシルバーのアクセサリー、メキシコの陶器のお皿などが沢山ならんです。暑い日差しのせいでシャーベットがとんでもなく魅力的!「おJ、おJ、あれ食べたい!」おJをほったらかしてシャーベット屋さんと目で会話です。通じた!「このサンプルを食してみよ!」っとスプーンにすくってパッションフルーツを差し出すおじさん。どれどれ。あ、美味しいかも。ちょっと酸っぱくて甘い!「じゃあ、これ、おくんなまし!」「カップはどっちにする?」「え?なにこの赤いの?」普通の透明のプラスティックのカップと赤いカップと2種類のカップが用意してあります。「チリだ。」「マジ!」カップにチリがメッチャまぶしてある!面白そう〜。「じゃ、それ1個。あと、そっちのマンダリンもお願いしますよ。チリよろしく!」そしたらおじさん、エキストラチリのトッピングもくれました。すげーな、アイスにチリ。初めての体験です。思ったよりはピリピリしないかもなんて油断してたらシャーベットの氷で頭にキーンときました。やられた… マンダリン、ものすごく甘くて美味しかった、パッションフルーツも良いけど、この国のマンダリンの美味しさは特別だな。グラシアス、メキシコ!

サンディさん達も買い物が終わった様で戻ってきました。何やら沢山買い込んだようです。主にメキシコの陶器のお皿だそうです。オーストラリアでお母さんがお店をしているので、そこに置くんですって。なーるほど、それは良いアイディアです。

いやー、たまたま行くことになったマーケットだけど、ついてきて良かった。マーケットで会った人達、良い人ばっかだったし。シャーベットは面白くて美味しいし。タクシーの運転手も親切だったし。ますますメキシコが好きになってしまいそう!

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アパートで一日を過ごす Day-9

眠い、眠すぎる。昨日は昼間トイレにまるで行く様子が無くて心配だったおJですが夜中になって急に何度も何度も今度は頻尿です。ほぼ1時間に1回は起き上がってトイレへ。寝た〜っと思っら起きる〜、寝た〜と思ったら起きる〜の繰り返し。しかも明方、またしても嘔吐です。こりゃいかん。

今日からは病院へは向かわずアパートでそれぞれ自由に過ごす期間の始まりです。病院には出向きませんが、朝7時から9時の間、夜は19時から21時の間にドクターかナースが皆のアパートを回って注射をうちにやって来ます。この注射でステムセルを収穫しやすくするそうです。朝8時と夜20時は薬を3つ忘れない様に飲むこと。アラームを設定しました。なのでこの時間帯にアパートに居れさえすれば後は体調良けばどこに遊びに出掛けて良いそうですが....

おJも私もどう考えても本日睡眠不足。おJは何処かへ出掛ける気分では無いようです。今日は大人しく部屋でのんびりするとしましょう。

さて、薬のアラームがちょうどピピッっと鳴った頃、ナースのアンさんがやって来て注射を打ってくれました。「メガに行って野菜とかフルーツ買ったんだけど、美味しくてたまげた」またスーパーのメガの話をする私。だって、感動したんだって! 「今、季節がらどのフルーツも甘いわよ、Luckyね」とアンさん。グワバは一年中売ってるんですって。じゃあ今日は暇だからまたメガ巡りしよっかな。ってメガどんだけ好きなんでしょう、自分。あ、一応気になって「おJが昨日からとっても病気です」と質問もちゃんと投げかけましたよ。「嘔吐でしょう、キモセラピーするとね〜。体に薬が廻ってるって事ね、心配しないで。」!!! 待ってましたよ、その「心配しないで」って一言を! これで本当にのんびり出来ます。おJはソファーに寝っ転がってゴロゴロしてるし、じゃあ私はメガで遊んできまーす。面白フルーツ探してこよっと! 

キモセラピー第2日目 Day-10

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二日目のキモセラピーに向うためバスに乗り込みます。今日は朝8時からの開始です。

バスの中でお互いの調子を確認しあいます。アントニーさんもアンジェロさんもこれと言った副作用も無く平常運転です。おJは今朝6時の起床の後しばらくして突如吐き気を催してしまいました。う~ん、これが噂の副作用か.... どうやら調子が悪いのはおJだけの様です。意外と繊細だったのかな、おJ。病院に着いたらキモセラピールームへ直行です。今日は比較的静かにそれぞれ本読んだりパソコンをいじったりして過ごします。朝セッショだから皆まだ調子が出ないのかな?

今日も1日に最低3リットルの水を飲まなくてはいけません。おJは朝から1リットルの水を飲んでアパートを出てきたので、キモセラピー中に2リットル飲み終えて既に3リットル飲んだ事になりますが、不思議なことにまるでトイレに行く様子がありません。

結局キモセラピー中の約5時間、一度も尿が出ませんでした。看護師さんがちょっと心配になったようでドクターに確認を取りに行きました。とりあえずこのまま帰って2−4時間の間にトイレがなかったら連絡する事になりました。

バスの中でもなんとなくおJの元気がありません。アパートに到着後、ハビエさんが「あとの2カップルはこれから食料の買い物行きたいって言ってるから連れてくけど、おさちは行かなくて大丈夫?」うーん、行きたいけどおJが微妙だな。「冷蔵庫の中に何が入ってるか確認しないと分かんないから今日はいいや」っと断ると私が遠慮していると思ったのかハビエさんが気をつかってくれます。「おJは多分このまま部屋に戻った方が良いと思うんだよね」ハビエさん、おJを見て同意します。「何かあったらすぐに電話するように、今日はゆっくりしてね」っと言い残して皆を連れてスーパーマーケットへ去っていきました。

では早いとこ部屋に戻りますか。今日は暑いのでおJがグッタリ気味なのは気温の影響もあるかもしれません。部屋に戻ってもどうも冴えない感じのおJ。食欲も全く無いようです。引き続き水を飲んでいますが、まだトイレも出ません。その内また吐き気をもよおしてしまいました。うーん、これはかなり辛そうです。体が怠くて眠いらしく横になったらイビキをかきながら眠ってしまいました。目が覚めてやっと尿意がやって来た様です。あれだけ水を飲んで出す物出さず手も足もかなり浮腫んでいたので、トイレが出来てちょっと安心しました。では私はこのすきに食料を買い足すとしましょう。今日はまだこの前買った野菜や魚があるので軽く果物系とパンくらいを買っときますか。いや~、何度来てもウキウキするな、このスーパー。このメガと言うスーパーはメキシコ産の野菜や果物を扱っている現地スーパーで、別の方角にあるアメリカ系の大型スーパー、ウォルマートなんてメじゃありませんな。安いし新鮮! 今日は日本の梨の様な物を見つけました。買っちゃお。グレープフルーツ食べたーい。買っちゃえ、買っちゃえ。

キモセラピーの副作用の吐気にはポテトチップスやピーナッツ、レモンのシャーベットが時に良いと書いてあったのを思い出し、レモンシャーベットを探します。今日は暑くて日差しが強いので私もレモンシャーベット食べたいしい。ハーゲンダッツ、ベンアンドジェリー、う~ん、イマイチ。クリーミィなアイスばっかだな。っと思ったら隣に冷凍フルーツのコーナーを見つけました。冷凍パイナップル! 美味そう〜。レモンじゃないけど酸っぱくて甘いから良いんじゃない?!

 アパートに戻っておJに早速冷凍パイナップルを食べさせます。冷たすぎて頭にキーンと来た様です。あわわわわ、そんなつもりじゃ無かったんだけど。

どうやらパイナップルではレモンの効果は得られないようです。ごめんよ~。

おJはまたしても吐気を催してしまいました 。これは不味い。どうしよう。そう言えば、アパートにウェルカムパックみたいなのに何故かポテトチップスが入ってたな。何でこんなジャンクな食べ物くれるんだろうっと思いましたが、今納得。吐気はキモセラピーの普通の副作用、ポテトチップス、時に良い。これだ! おJは嫌がりますが、説明書をみせて「良いから食えっ」とポテチ差し出しました。ポリポリポリポリ、食べてますね。よしよし。

時計を見るともう8時、晩御飯の用意をなんにもしてなかった! でもおJはあまり食欲が無いようです。取り敢えず魚と野菜とご飯を用意、スイカがデザートです。自分で作っといてなんですが、上手いやん、この魚。なんの魚か分からずポイっと買ったけどこれは美味い。また同じの買おう。おJも何とか食べています。そうそう、体力付けないとね。ポテトチップス効いたかな。

キモセラピー二日目は残念ながら副作用との格闘で終わりました。

キモセラピー第1日目 Day-11

今日からキモセラピーが始まります。

キモが行われる日は一日中水分補給をしっかり行う事が大事だそうです。最低3リットルの水を飲まなくてはいけません。グループ3のメンバーの一人、アントニーさんは普段あまり水を飲み慣れてないそうで、少々苦痛に感じる様です。頑張って!

アパートでお昼を食べて行く予定でしたが、ちょうどクリーナーさんがキッチンのお掃除中だった為、スイカしか食べる暇がありませんでした。がしかしこのスイカがまた美味しくて最高! たっぷり食べましたよ。

キモセラピールームに着いたのは13時。早速看護師さんがおJの腕に針を突き立てます。これから5時間かけてポタポタと薬を体の中へ入れていきます。副作用として吐き気、頭痛、下痢、便秘があるそうです。

キモセラピー開始後暫くしてからおJが頭痛を訴えました。看護師さんに伝えるとレセプションの日に渡したオプションの薬ボックスを持って来たか?っと聞かれますが、そんな物は勿論アパートに置いてけぼりです。必要無いと思ったんだもん。薬箱の中に痛み止めが入っていたそうです。オロオロしていたら、グループ3のもう一人のメンバーのアンジェロさんの奥さんのデビーさんが市販の頭痛薬を持っていたのでこれで良いか聞いて服用します。頭痛の原因はご飯をちゃんと食べてないからだろうとの事。スイカじゃあダメよって、そうですか。じゃあ、何か食物買ってくるよ、他の皆に何かいるもの有るかを聞いたら皆お腹空いてるんですって。じゃあケアラーの3人で買い物に行こう! 病院の反対側に有るサンドイッチバーの様な所でテイクアウトを試みる事にしました。デビーさんはアメリカ人、アントニーさんの奥さんのジョーンさんはイギリスから、誰もスペイン語を話せません。サンドイッチショップでは英語がまるで通じないので身振り手振りで注文します。デビーさん、スペイン語のつもりが時々イタリア語になってますよ。私も負けじと知っているスペイン語を総動員させます。「ドス、サンドイッチ、ポファボー!ソースはホットでスパイシー、ポファボー!ホット、ホット、ファイヤー、グランデ、ビエン、ビエン」なんと!こんなんでどうにか通じてしまいました。けれどあとの二人は注文が複雑でもう大変。玉ねぎ抜きでソースはマイルドで、エトセトラ、エトセトラ、流石英語圏の人はこう言うとき英語でゴリ押しです!もう、てんやわんやの大騒ぎ。皆で大笑いです。

サンドイッチはパニーニの様にホットサンドイッチにしてくれました。出来た〜!食べ物が手に入った!仕事をやり遂げたような達成感です。支払いは大きな額のペソしか持っていなかったので私がまとめて払うことにしました。なんかやけに安いな。あ、チップね、チップ。でもお店の人はいらないよって言っているようですが、いやこんなに手間かけて申し訳ないし受け取ってちょんまげ。

さあ、病院へ戻りましょう。6車線の道を駆け抜けた瞬間、おーい、おーいとさっきのお店のお兄さんが追いかけてきます。え?何で?チップ足りなかったのかな?皆で顔を見合わせます。なんか私達やらかした???道を渡ってやってきたお兄さん、なにやら焦って携帯の画面を見せてくれます。3x27=81っと画面に算数が。はてな??? あ!なんか安いと思ったら、全員分払ったつもりだったんだけど実は3人で2個ずつサンドイッチを買って全部で6個なのに半分の3個分しか払ってなかったようです、私。レシートみたら確かに3個分と水だけになっていました。「オールテュげザー」は通じなかったのか。もう、ほんとごめんなさい。ジョーンさんが残りのお金を払います。デビーさんは終始大笑いです。「お金払わず店員に追いかけられたの初めてよ」アハハハ、ヒヒヒいいいいい、もう笑いが止まらないようです。

病院に戻って中庭のテーブルでサンドイッチを食べる事にしました。キモセラピールームでは水以外の飲食は禁止です。皆点滴をぶら下げながら中庭に移動します。ハビエさんがやってきました。サンドイッチショップでの一騒動をデビーさんが面白おかしく話します。そしたらハビエさんが一言「そういう時のために自分がいるんだけど、連絡してよ」ってボソっと。「いやーでも、最高の経験だったのよ!」とデビーさん。私もこういう体験があとから思い出した時に面白いって感じるんだろうなって思います。

サンドイッチを食べながら皆ですっかり寛いでしまいました。誰一人キモセラピールームに戻る気は無いようです。看護師さん達がこちらに来て様子を覗きにやってきます。「アウトサイドキモセラピーなんて初めてよ、リラックスしていていい感じね。ここに居て大丈夫だから時々また覗きに来ますね」ってどっか行っちゃいました。ほんと、何でもありだな。おJもアントニーさんもアンジェロさんも薬をぶら下げのんきにおしゃべりが止まりません。キモセラピールームでは静かにしないといけないのでつまんなかった様です。サンドイッチは凄く美味しくって皆で感動です。結局最後の薬が落ちる直前まで中庭に居座ってしまいました。おJの頭痛もすっかり何処かへ飛んでいってしまった様です。初日のキモセラピーは誰も本気に気分が悪くなる事なく楽しいキモセラピーとなりました。明日はキモ2日目です。

HSCT、OKでました。Day-12


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今日は比較的のんびり出来そうな日程です。

しかしながら私たちには朝ごはんがありません。マズい。健康管理はケアラーの責任です。昨日、ハビエさんが連れて行ってくれると言っていたスーパーはアパートの直ぐ近くにある様です。朝7時にはオープンしているそうです。今、7時半、よし、ちょいっと行って来まーす。どでかいメキシコ産のスーパー!すごいすごい! 野菜やフルーツがめちゃくちゃ美味しそうです。見たことないフルーツをおじさんが袋に一杯入れて買っていきます。パンのコーナーもすごい! 美味そうなパンがこれでもかって並んでます! いや~ん、ここでずっと買い物していたい! がしかし、おJがアパートでお腹空かせて待っます。ここは一先ずフルーツに玉子にパンを買って帰りましょう。

本日の予定は肺のテストと今までの薬のヒストリー、そしてHSCTを受けれる状態かどうか最終的判断がドクターから下されるっとなっております。

9時半にアパートメントの前に集合してバスへ乗り込み病院へ向います。待合室でグループ4のメンバーと顔を合わせました。昨日のローカルなタコスの話で盛り上がります「じゃあ、皆で昨日の所にランチに行こう! 」勝手に決めちゃいましよ、連れて行ってくれるのは運転手のハビエさんなんですけどね〜。

さて、おJの名前が呼ばれコンサルテーションが始まります。この2日間の検査結果を踏まえドクターとお話しです。「じゃ、明日から頑張って」わーい! HSCT、OKでました!

全員のコンサルテーションが終わって心配していた私達のグループのカップルもニコニコ顔です。全員で喜びます!

今日はこれで全て終了、勝手に決めちゃいましたが、グループ3と4全員で昨日のタコス屋へ向います。大勢で押し寄せたにも関わらずお店の人は昨日来たばかりの私達を見て歓迎してくれました。昨日食べたタコスとタマリンドジュースに今回はセミタスというゴマパンバージョンも頼んでみました。総勢14名、ずらっと机を並べて皆でワイワイ食べるローカルフードは最高です。

帰りはそれぞれのグループごとにまたバスに乗り込み帰途につきます。けれど私達グループ3はまだこれでは終われません。ハビエさん、昨日の約束を実行すべく私達を例のスーパーマーケットへ連れて行ってくれると言うのです。「今朝自分で行ってみたから場所もわかるし大丈夫だよ」「いやいや、荷物もあるから一緒に行こう」「あら、家もだったらもう少し買い足ししたいから一緒に行く〜」っとこんな感じで皆で揃って行くことになりました。朝見たおじさんが買っていたフルーツ、気になるので真似て私も袋にいれてみました。野菜のコーナー、おや、鞘付きのグリーンピースを現地の人が何人も買ってます。真似、真似。なんだか良くわかりませんが、現地の人がガバガバ袋に入れている野菜をとにかく真似して袋に詰め込んでみました。あとでハビエさんに謎のフルーツの正体を明かしてもらいました。なんとグワバジュースのグワバなんですと。へ~、これがそうなのか。かぶりついたら美味し〜!!!

メキシコすごい!ご飯がうますぎる!フルーツ甘すぎるくらい甘くてもう最高!

久々にまともな食事にありつき心が満たされた一日でした。

食べ物って大事よね!

 

長ーい長い一日 Day-13


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始まりました。朝7時。バスに乗ってクリニカルイズへ向います。患者数は13人、HSCTのグループは4つに別れていて、私達はグループ3です。おJは昨晩から絶食、水も禁止です。と言っても昨日遅くにたどり着いたのでアパートにはまだ何も食料が無いのですが..

先ずは血液検査。血をとっぷり抜かれた後、おJは尿検査の為昨日から我慢していた水をやっと飲む時が来ました。全員が検査を終えたところで又バスに乗り込み今度はレセプションの為ホテルへ向います。でもまだおJだけ尿意を催しません。困った。「後でサンプルを病院へ持ってきてくれたら良いわッ」てな事で私達もバスに乗りますが、あれだけ水を飲んだ後、突如尿意を催すのではないかと心配です。おJのMSはトイレのコントロールがとても難しいのです。ドキドキ。

と心配している間に目的地へ到着しました。レセプションでは軽食とコーヒーが用意してありました。昨日の夜からご飯食べてないので軽食がキラキラ光って見える!

ここではドクターと患者とケアラーが一同に会してHSCTの説明、質疑応答が行われます。皆真剣に話を聞いているのに私は昨日もほとんど眠れなかったのと疲れで眠くて仕方ありません。早う終わらんかいな。さて、そんな睡魔との戦いのレセプションが終わった瞬間、おJが尿意を催しました! やっとかい!

この後、私達のグループは暫く休憩。しかし、おJは昨日の遅れを取り戻す為また病院に戻ってMRI検査です。これがまた長いシリアスなMRIで2時間もかかります。私は外で待ってる間にまたもや酷い睡魔に教われグワングワン。頭が後ろに行っちゃたよ。ながーいMRIの後で胸のレントゲン検査を済ませ、先程の尿のサンプルを提出して、これでおJもやっとグループ3のメンバーに追い付きました。その間、グループ3と4のメンバーは何処かのマーケットに皆で遊びに行ったそうです! 羨ましい、羨ましい、ジェラシーです。私達は検査の後、アパートへ戻りましたが、未だに食物を買いに行く時間がありません。30分程休憩してこの後、また検査です。

ハビエさんが私達の部屋へ様子を見に来てくれました。「なんにもマトモなご飯を食べてない!」嘘泣き。ハビエさん「ごめんね、買い物連れて行ってあげられなくて、でも今日はもう時間がないから検査の後レストランかテイクアウトする?明日、買い物に一緒に行くよ」っと提案頂きました!優し〜い、ハビエさん!「イエーイ!そんじゃ、プエブラのローカルの人が食べに行くようなタコスの店に行きたーい」検査の後が楽しみです。ごはん、ごはん。やっとまともな食事にありつけるぞ!

さて病院をはしごの本日、今度は胸部の検査とお昼に撮りたてホヤホヤのMRIの映像写真を持参してそれぞれのドクターと面談です。MRI映像をみて神経科のドクターが「ここにMSが、あそこにMSが」っと色々怖いことを言ってくれます。そして今までの症状などを聞かれて「なるほどね~」うへ~、スマイルなしで言われるとマジ怖いっすよ、ドクター! 次の胸部の先生は優しい感じで思わず比較してしまいましたよ。

さーて、これで今日のすべてのスケジュールをこなしました。長ーい長い検査の日でした。さささっ!ハビエ殿、ローカルの人が集うタコスへ連れて行ってたもう!

グループ3の他のメンバーに今からご飯に行くだけどって話したら、皆も行くっと乗ってきてくれました。では全員でレッツゴー!

タコス、タコス、タ~コス。到着しましたが、一人ケアラーの奥さんが何故か泣き始めました。ええええ、どうしたの! どうやら例の神経科の先生の言い方が冷たかった様で自分の旦那さんはHSCTを受ける基準に達してないかも、もしかしたらHSCTを受けられないかもしれないっと心配になってしまったようです。ハビエさんが慰めますがいよいよ涙が止まりません。高ぶっちゃったんでしょうね、分かりますよその気持。そこで私達ともう一カップルの4人で先にご飯をすることにしました。ハビエさん頼りでしたが、ええい、メニューよどんと来い!なんだか良くわからず戸惑っているとなんと英語を話すスタッフがおりましたよ、ラッキーです。説明いただき何とかオーダー。 

う!うんまーーーーーい!最高、バカウマのタコスです。ハビエさんが戻って来るまでに全員ペロンと食べ終わってしまいました。

いや~、長くて辛い一日でしたがこの絶品のタコスで幸せが舞い戻ってきました。こんな美味しいタコスの店に連れてきてくれてハビエさんありがとう!あなたは私たちのヒーローですよ。

ついに到着。Day-14

お迎えはパコさんの同僚のハビエさんとその奥さんが待ってくれていて、早速彼らの車に乗り込みました。メキシコシティラッシュアワーの渋滞で結局2時間で着くところ倍の時間がかかってしまいました。車の中でハビエさんに「私達、一日出遅れてけど大丈夫なんですかね?」って聞いてみました。ハビエさん曰く、リスケジュールしてくれて本当は今日やるはずだった患者さん全員と医者とのレセプションを明日に変更してくれたそうで、私達もちゃんと受けれるそうです。いや~、ドキドキが一つ解消されました。途端に車の中で眠気に襲われ気づけば私の頭がグワングワンと揺れています。おJはまだ興奮しているのかハビエさんと話が尽きないようです。元気だな〜

アパートに着いたのはもう11時近く。その頃には流石に興奮のおJも私もヘトヘトです。軽くアパートの使い方を教えてもらって明日の朝の日程などを確認します。

朝は7時にアパートの前にお迎えバスがやってくるそうです。

うへ、もう12時近いし早く寝なきゃ。荷解きする間も無くベッドへダイブします。

さすがメキシコ、なんか暑いな。朝3時頃おJがトイレに起きようとしますが、なかなか立ち上げれません。暑くて体温が上がりMSの症状が一時的に出てしまったようです。

これは不味い!明日から検査が始まるのに!濡れタオルを首の後ろにあてて団扇でおJの体全体に風が行くように扇いでみました。しばらくすると随分体温が下がって来たようです。ふうー。ちゃんと立つことが出来ました。ほんとMSって変な病気です。

これを治すために来たんですからね!頑張りますよ、ちょっとくらい寝不足でも。ヘーキヘーキ。